】クリスマス休場明け26日のニューヨーク商業取引所（NYMEX）の原油先物

】クリスマス休場明け26日のニューヨーク商業取引所（NYMEX）の原油先物相場は、対ユーロでのドル安や米財政問題の協議進展に対する期待などを背景に買い進まれ、急伸した米国産標準油種WTIの中心限月2月物は前営業日終値比2．37ドル（2．7％）高の1バレル＝90．98ドルと、終値ベースとしては10月18日以来、約2カ月ぶりの高値で終了した3月物は2．32ドル高の91．49ドルで取引を終えた
　外国為替市場では対ユーロでドルが売られたことから、ドル建てで取引される原油などの商品に割安感が生じ、支援材料となったクリスマス休暇中の市場関係者が多く、薄商いとなる中で値動きが大きくなった面があった
　オバマ米大統領が、「財政の崖」回避に向けた協議に取り組むため、休暇を早めに切り上げて26日夜にもワシントンに戻る見通しとなった交渉期限が迫る中、協議の進展に期待が強まり、買いが入ったまた、ケイ線筋の買いが相場を支えたとの指摘―があった
　朝方発表された10月の米S＆Pケース・シラー住宅価格指数は前月比0．7％上昇と、市場予想を上回ったものの、相場の反応は限定的だった
▽ガソリン＝大幅続伸中心限月の1月物は6．52セント高の1ガロン＝281．58セントで取引を終えた
▽ヒーティングオイル＝反発1月物は4．91セント高の1ガロン＝305．13セントで引けた（了）クリスマス休場明け26日午前のニューヨーク商業取引所（NYMEX）の原油先物相場は、米財政協議の進展期待を手掛かりとした買いに急反発して始まった米国産標準油種WTIの中心限月2月物は午前9時25分現在、24日終値比2．10ドル高の1バレル＝90．71ドル
　米政府当局者によると、オバマ大統領はハワイでのクリスマス休暇を早めに切り上げ、この日夜にもワシントンに戻る可能性があるというこれを受けて、翌27日から年末にかけて「財政の崖」転落回避へ向け、野党・共和党と集中的な協議が行われるとの期待が膨らんだ
　また、国内在庫の引き締まり観測も相場を支援米メディアによると、21日までの1週間に原油在庫は170万バレル程度減少したとみられている米エネルギー情報局（EIA）が毎週水曜日に公表する在庫統計は、クリスマス休暇に伴って週末28日午前11時に延期された同様に、米石油協会（API）の週報発表も翌27日にずれ込んでいる
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